横浜銀行カードローンの限度額を増額したいとき注意すべきポイント

神奈川県や東京都に在住・在勤している方にとっては身近な横浜銀行。
信頼できる横浜銀行カードローンを利用しているという方も多いのではないでしょうか。
横浜銀行カードローンを利用していると、増額の案内がハガキなどで届くことがあります。また、限度額いっぱいまで借入れをしているときに急な出費で困ってしまうケースもあるでしょう。
このようなときに検討したい増額について解説します。
横浜銀行カードローンを増額する2つのメリット
限度額を増額すると、今より大きな金額を借入れできるようになることはもちろんのこと、よりお得に借入れできる場合があります。
まずは、増額することで生じるメリットについて解説します。
メリット1:金利が下がる可能性がある
横浜銀行カードローンの金利は下表の通りです。
お借入限度額 | 金利 |
---|---|
100万円以下 | 年14.6% |
100万円超200万円以下 | 年11.8% |
200万円超300万円以下 | 年8.8% |
300万円超400万円以下 | 年6.8% |
400万円超500万円以下 | 年4.8% |
500万円超600万円以下 | 年4.5% |
600万円超700万円以下 | 年4.0% |
700万円超800万円以下 | 年3.5% |
800万円超900万円以下 | 年3.0% |
900万円超1,000万円未満 | 年2.5% |
1,000万円 | 年1.5% |
毎月の負担を少しでも減らす方法の1つとしても検討できるのが増額です。
表からもわかる通り、借入れ限度額が十分に増えることで金利が低くなり利息の負担が減る場合があります。
現在の借入限度額に不満がなくても、金利を低くすることを目的に増額の申込みをする利用者も少なくありません。
メリット2:他社で借入れをする必要がない
横浜銀行は、低い金利で借入れできることが魅力の1つです。
増額が認められれば、多額の借入れが必要な際にも数社から借入れをすることなく横浜銀行の1社からのみ借入れをできるため、計画的な利用に繋がりやすくなります。
横浜銀行カードローンを増額する2つのデメリット
ただし、メリットばかりではないのが増額です。
カードローンの使い方によっては、不利益が生じる場合もありますので、申込みをする前に必ず確認しておきましょう。
デメリット1:借り過ぎてしまう恐れがある
借入れできる限度額が増えることで、必要以上に借り過ぎてしまう恐れがあります。
基本的には契約時と同様、審査のうえで限度額が決められるものではありますが、計画的な利用を続けられるように注意が必要になります。
デメリット2:審査の結果によっては借入限度額の減額・利用停止を受けてしまう
増額の手続きは、限度額の見直しを意味します。
申込みをすれば誰しも増額できるというわけではなく、所定の審査で認めてもらわなければないません。
審査の結果、あきらかに収入状況が悪化していたり、他社での借入れが増えていることがわかった場合、現在よりも限度額が減少したり、最悪の場合、利用停止の措置を受ける可能性があります。
また、増額の審査中は借入れ限度額の残高を借入れすることができなくなってしまう可能性があるため、申込みのタイミングには注意が必要です。
横浜銀行カードローンの増額で行われる審査
横浜銀行カードローン増額の審査では、収入状況や信用情報、他社での借り入れ状況など、契約時と同様の内容で審査がおこなわれます。
これらの項目が契約時と比較してどのようになっているかで増額できるかどうかの判断をされると考えてよいでしょう。
これまでの利用実績が審査項目となる
増額の審査において、契約時の審査と大きく異なる点が、申込み時までの利用実績が審査の対象に含まれることです。
カードローン利用実績の中で、利用期間の長さや、延滞の有無、返済額などが審査の対象となりますので、良好な利用実績を積んでいることが重要となります。
増額の審査に通りづらい人の特徴
増額の審査に通りづらい人には、契約時よりも状況が変わらないもしくは悪化しているケースや、返済に遅れてしまったことがあるケースなどが多くみられます。
心当たりのある場合には、増額の申込みをしないほうが賢明であるといえます。
特徴1:契約時に比較して、収入状況が変わっていない
カードローンの審査において、収入状況は重要な項目です。
契約時と比較して年収が変わっていない場合には、返済能力が上がっていないと判断されるケースが多く、増額の審査に通りづらいでしょう。
特徴2:転職をしたばかりで勤続年数が短い
カードローンの利用中に転職をした場合には注意が必要です。
最低でも半年から1年以上は同じ職場で働いていないと勤続年数が短いという理由で審査に通りづらくなります。
特徴3:利用実績が良好でない
横浜銀行カードローンの利用実績で、返済日に遅れてしまったことのある場合には、増額の審査には通りづらくなります。
こういった増額などのタイミングで不利な状況にならないためにも、返済計画をたててきちんと返済を続けることが大切です。
特徴4:他社での借入れが増えた
収入状況と併せて、返済能力について判断されるのが他社での借入れ状況です。
他社での借入れが増えるほど、横浜銀行に対する返済能力は下がると判断されるため、増額の審査においては不利になります。
反対に契約時に比較して他社での借入れが減っている場合には、増額の審査において有利に働くこともあります。
横浜銀行カードローンの増額にかかる日数
横浜銀行カードローンをはじめとする銀行系カードローンの審査では、反社会勢力の取引を防止することを目的として、警察庁のデータベース照会が行われています。
このため、銀行系カードローンでは審査に時間がかかるといわれています。
最短でも2日から1週間はかかってしまう
横浜銀行カードローンの増額は、申込み後、審査を経て借入れができるようになるまでに、最短で2~3日かかります。
ただし、この日数は住所や勤務先など基本的な情報に変更がなかった場合であり、申込者の状況によっては1週間程度かかる場合もあります。
早く借入れをするためには、銀行への手続きをスムーズに行う
他社の銀行カードローンでは、審査後、借入れをできる時間が決められていることもありますが、横浜銀行カードローンでは、時間による決まりがありません。
審査終了後、増額が認められた利用者は銀行から書類提出を求められます。この書類を早急に提出し、不備がないようであればすぐにでも増額後の限度額で利用を開始することができます。
必要書類の提出はなるべく早めに行うことを心がけましょう。
横浜銀行カードローンの増額できるタイミング
横浜銀行カードローンを利用していれば、必ず増額の案内が届くわけではありません。
しかし、増額の案内がきている場合には、少なくともカードローンの利用実績が良好であると判断されている可能性が高いです。
横浜銀行カードローンの増額を検討できるタイミングを考えてみましょう。
6ヵ月以上の利用実績がある
まず利用している期間について、増額を検討するには最低でも半年以上の利用実績が必要です。半年に満たない場合には、借り入れ・返済の実績が足りず、増額の対象とならないことがあります。
返済に遅れがない
横浜銀行の利用で、延滞することなく利用を続けていれば、銀行側からの信用を得ることができます。カードローンの利用において、延滞することなく計画的に返済できるということは、非常に大切なことです。
収入が増えた
契約時に比較して、収入が増えたタイミングも増額を検討できる機会だといえます。自身の返済能力が明らかに上がっていると判断できる際には、横浜銀行からの案内がきていなくても、審査に申し込んでみると良いかもしれません。
他社での借入れが減っている
他社からの借入れが減っていればその分を返済にあてることができると考えられます。
収入自体が上がっていなかったとしても、返済能力としては上がっていると判断される場合もあります。
クレジットカードなどで金融事故を起こしていない
契約時と同様、審査の際には個人の信用情報について審査されます。信用情報機関に記録されてしまうような金融事故に心当たりがない場合には、審査でこの項目について不利に働くことはないでしょう。
金融事故には次のようなものが挙げられます。
・3ヵ月以上の延滞
・クレジットカード強制解約
・自己破産・債務整理
・携帯電話料金の延滞
・奨学金の滞納
金融事故の内容によっては、最長で10年間記録が残るものもありますので、過去に経験のある人は注意が必要です。
横浜銀行カードローンを増額する方法
横浜銀行カードローンを増額する際、特に重要なことは、先にも記載しましたが、必要書類を迅速に提出することです。
書類の到着が遅れたり、書類に不備があるとその分借入れできるのが遅くなることを覚えておきましょう。
増額の流れ
横浜銀行カードローンの増額は次のように進みます。
- 横浜銀行カードローンプラザに連絡
- 必要書類の送付
- 増額審査
- 審査結果の連絡を受ける
- 増額手続き書類の送付
- 借入れ開始
横浜銀行カードローンでは、増額の申込みは電話受付のみとなります。
ナビダイヤルではないため、空いている時間に電話連絡をして申込みを済ませましょう。
提出書類の用意
増額の申込みには、本人確認書類が必要になります。
さらに限度額が50万円を超える場合には、収入証明書が必要です。
収入証明書は直近2ヵ月分のものが必要になります。
増額申込みの連絡先
増額の申込み
横浜銀行カードローン受付センター
0120-458-014
平日 9:00~20:00
土日祝日 9:00~17:00(12/31~1/3は休業)
契約後の取引や返済に関する相談
横浜銀行カードローンプラザ
045-225-1981
銀行窓口営業日の9:00~17:00
横浜銀行カードローンで増額ができなかったときの対処法
借りる側である利用者にとっても、貸す側である横浜銀行にとっても、限度額の増額はリスクを伴うため、慎重に審査されます。
カードローンの利用実績も含まれており、審査は簡単でなく増額が認められない場合もあります。
増額の審査に落ちてしまった場合にはどのようにしたらよいでしょうか。
増額ができないのはこれ以上の借入れが危険であるサイン
カードローンの増額の審査に落ちてしまうということは、今の限度額以上での借入れをしてしまうと、返済できなくなってしまう恐れがあるというサインだと考えましょう。
無理な借入れをして返済ができなくなってしまうと、その後の人生の金融取引に影響を及ぼしてしまう危険性があります。
限度額の増額審査に落ちてしまった場合には一旦、今の限度額以上の借入れを諦めることも大切です。
契約したばかりでできない場合やどうしてもお金が必要なときには
横浜銀行カードローンを契約したばかりで増額が認められない場合や、どうしても急ぎでお金が必要な場合には、他社のカードローンを検討してみることもひとつの方法です。
ただし、審査項目は基本的にどの金融機関も同じです。
自分の借り入れ状況や信用情報などをもう1度見直したうえで利用しましょう。
まとめ
横浜銀行カードローンは低金利で利用しやすいカードローンのひとつです。
横浜銀行から増額に関する案内が届いた際には、良好な利用実績を積むことが出来ている証拠です。
増額に関する審査は、簡単なものではないため、自身の金融に関する状況を見直したうえで申込みをしましょう。